これからの方必見!

NISAとつみたてNISA・・・あなたならどちらを選択する?

2022年8月15日

https://investor-ryo.com

”よし!証券口座に自分の口座も作ったし、これから投資を始めるぞぉ~!”

そう思っていざ証券口座内を色々見ていくと、「NISA」「積立NISA」などの言葉とご対面すると思います。

”「NISA」ってよく聞くけど・・・よく分からない・・投資手法なのかな?”

とニュースなどではよく聞く「NISA」について、”どのような仕組みかよく分からない?”という方は意外と多いのではないでしょうか。

このページでは、特にまだ投資を始めたばかりの方へ分かりやすく「NISA」と「つみたてNISA」の違いや利用方法などを説明しています。

簡単に言ってしまうと、「税金を免除してもらえる」仕組みなのですが、証券口座に口座を作っただけでは利用できないものになっています。

まずは、作成から運用面でのルールまで一通り一緒に見ていきましょう。

「NISA」と「つみたてNISA」は同時に口座を開設できない

NISA口座を開設しようと思ったら、「NISA」と「つみたてNISA」のどちらか一方しか口座を開設できません

ちなみに、19歳以下の若い方たちだけが口座開設できる「ジュニアNISA」というのもあるのですが、とりあえずこちらは本編からは省略させていただきます。

「NISA」がいいのか、それとも「つみたてNISA」がいいのか・・・。

まずは、それぞれの特徴を見ていきたいと思います。

項目 NISA つみたてNISA
年間投資上限額 120万円 40万円
非課税期間 5年 20年
対象商品 国内株式/外国株式/投資信託 国が定める基準を満たした投資信託
口座開設期間 2023年開始分まで 2042年開始分まで
運用方法 通常買付・積立方式 積立方式

「NISA」は、年間で最大120万円分の投資金額に対して発生する株式譲渡益・配当金・分配金の利益を非課税にできます。

一方、「つみたてNISA」は、年間で最大40万円分の投資金額に対して発生する譲渡益・分配金の利益を非課税にできます。

その代わり、非課税対象期間が20年ある「つみたてNISA」に対し、「NISA」は5年の対象期間で終わってしまいます。

一見すると、投資総額の金額も多い「つみたてNISA」の方が良く見えてきませんか?

計算してみると・・・

■NISA
120万円×5年間=「最大600万円の投資額」で得た利益の税金を非課税にできる

■つみたてNISA
40万円×20年間=「最大800万円の投資額」で得た利益の税金を非課税にできる

確かに、両方の「NISA」を非課税にできる金額だけで比較すると、「つみたてNISA」の方が有利な感じがしますよね。

いや、でもちょっと待ってください。

実は、先ほどの表にすでに書いてあったので気が付いた方もいたと思いますが、「NISA」と「つみたてNISA」で大きく差があるのにお気づきになられたでしょうか。

そう、それは、投資できる「投資先(対象商品)」なのです。

「NISA」と「つみたてNISA」-自分に向いているのはどっち?

「NISA」口座を開設すると、日本株はもちろん、外国株式、そして投資信託などの様々な金融商品を「NISA口座」で運用できるようになります。

出所:SBI証券

上の画面は、SBI証券で米国株式を購入する画面です。

「預かり区分」に「一般」と「NISA」のどちらかを選べるようになっていますが、ここで「NISA」を選択すると、この画面で購入しようとしている米国株はNISA口座での運用となります。

同様に、日本株や投資信託なども同じように「NISA」を選択できるのですが、「つみたてNISA」の場合は、あらかじめ決められた投資信託のみとなります。

しかも、その種類はローリスクローリターンのものばかりなので、長期運用で少しずつ利益を伸ばせる可能性はあるものの、大きなリターンを得にくい商品が多くなっています。

では、「NISA」と「つみたてNISA」のどちらを選ぶべきか・・・

まとめると、次のようになります。

つみたてNISA向き

投資経験が浅い人

・「毎日」もしくは「毎月」など決まったタイミングで少額で運用したい
・大きなリターンはいらないので、コツコツと少しずつ増やしたい
・株式の銘柄選定やセクター選定は難しい
・株式投資は怖いので投資信託だけで資産運用を始めてみたい

NISA向き

投資経験をある程度持っている人

・株式やETF、投資信託など豊富な投資商品から選定したい
・少しリスクを取ってもいいから大きなリターンを狙いたい
・投資に使える資金が少し多めにあるので活用したい
・獲得した利益に税金が発生した経験があるのでより多くの非課税枠を使いたい

おすすめは、やはり「NISA口座」ですが、ご自分の投資及び生活環境でどちらかを選択してみてください。

今持っている金融商品を「NISA」へ移せるの?

現在、株式や投資信託などをすでに保有しているけど「NISA口座」や「つみたてNISA口座」を作成していない方がいたとします。

つまり、現在保有している銘柄は「一般口座」もしくは「特定口座」で運用されているわけですが、これらの口座で保有している銘柄の「NISA口座」もしくは「つみたてNISA口座」への移管はできません。

初美
税金が発生するからNISAに移しちゃおうってのはやっぱり無理よね~

一般口座と特定口座

■一般口座
1年間の売買損益を自分で計算して確定申告します。

■特定口座(源泉徴収あり)
1年間の売買損益(前年の損益通算も含む)を証券会社が計算してくれる上に、税金を源泉徴収してくれるので確定申告の必要もありません。
ただし、総所得における損益通算などの都合で、自分で確定申告を行っても問題ありません。

■特定口座(源泉徴収なし)
証券会社が1年間の売買損益を計算した「特定口座年間取引報告書」を発行してくれた後に、自分で確定申告を行います。

「NISA」「つみたてNISA」を使う際の注意点

「NISA」も「つみたてNISA」も投資で発生した運用益を非課税にできる専用の口座である、とその仕組みをご理解いただけたと思いますが、NISAを利用する上での注意点を挙げてみたいと思います。

注意点

  • 1人1口座なので、複数の証券会社に口座を作成できない
  • NISA枠で運用されていると、その年の金融機関の変更はできない
  • 一般口座などの利益と損益通算はできない
  • 損失の繰り越し控除はできない
  • 配当金は正しくもらわないと非課税にならない
  • 売却するとその分の非課税投資枠は再利用できない

では、順番に見ていきましょう。

「NISA」は1人1口座

「NISA」にしろ「つみたてNISA」にしろ、口座を作成できるのは1人につき1つまでです。

つまり、複数の証券会社の口座を持っている場合でも、どれか1つの証券会社を選択する必要があります。

金融機関の変更

「NISA」は1人1口座ですが、メインの証券会社を変更するのは可能です。

しかし、当年に「NISA口座」で金融商品を保有している場合、その翌年、別の金融機関への切替はできません。

損益通算

「NISA」口座で発生した利益と他の所得の損失などは損益通算ができません。

損失の繰り越し

上と似ていますが、損失が発生した場合の翌年への繰り越しもできません。

税務上は、損失はなかったものとして計算されます。

初美
NISA口座で運用してても損失が発生する可能性はあるのね

株式数比例配分方式について

「NISA」口座で運用している上場株式等から配当金が発生した場合、非課税で受け取るためには、受領方法に「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。

お使いの証券口座のマイページなどで設定を確認できるので、今一度確認してみて下さい。

金融商品を売却したら・・

「NISA」口座で保有していた金融商品を売却したとします。

この場合、売却した分の投資金額枠の再利用はできません。

計算してみると・・・

■NISA口座
40万円分の株式を売却
1年間の非課税枠120万円-40万円=80万円
残りの非課税投資枠は80万円

まとめ

「NISA」、「つみたてNISA」は金融商品そのものではなく、「金融商品の売却益・配当金等を非課税にできる専用の口座」となります。

利益を非課税にできる反面、制約も多いので、証券会社の「NISA」の各ページを今一度確認しておきましょう。

投資を始めたばかりの方でも証券口座を持っているのであれば、誰でも作成できます。

これから本格的に始める人であれば、この非課税制度は最初に使えるように設定しておきたいところですね。

本文にも書きましたが、”投資経験がほとんどない”という方であってもお勧めする口座は「NISA口座」となります。

マイナンバーカードが必要になるので、こちらも忘れずに作成しておきましょう。

  • この記事を書いた人

宮嶋僚

北海道の道南で小さな会社を経営する兼業個人投資家です。投資をこれから始める人のために分かりやすくそして役に立つサイト運営を心がけています。 どうぞよろしくお願いします。

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